サステナビリティ
アカルタスグループのサステナビリティ
ごあいさつ
この度、私たちはアカルタスグループが取り組んでいる社会とのかかわり、地域とのかかわり、社員とのかかわり等、弊社グループが日々の経営に向き合う際にとても大切にしています様々な活動を、すべてのステークホルダーの皆様にお伝えできるようこのサステナビリティページにまとめさせていただきました。私たちは、お客様、社員、そして地域の方々に喜んでいただける会社作りをしていかなければならないと考えています。その思いをお客様や社員、地域の皆様と交わした「約束」と考え、これからも誠心誠意努めて参ります。
持続可能な社会の実現を目指す
アカルタスグループは廃棄物処理・リサイクル事業をおこなっているため、私たちの仕事そのものが環境に大きな影響を与えてしまう可能性があることを自覚し、且つ私たちが積極的に環境活動を行うことが社会に対してプラスの影響を与え得るということも十分に理解しています。そのため、第一義的には各社が営む事業においてリサイクルを推進し、脱炭素に向けた取り組みを進めていくことが重要だと考えています。また、それに加えて地域に対して様々なボランティア活動を積極的に行い、地域に喜ばれ、必要とされる会社づくりを推進し、“良き企業市民” になることを目指して参ります。
環境の取り組み
プラスチックマテリアル事業の推進
アカルタスグループでは、2022年10月にプラスチックリサイクル材の買取り及び販売事業を営む株式会社スカイコーポレーションと、再生プラスチック材料(ペレット)製造事業を営む美濃化学工業株式会社が合併し、新たに美濃化学スカイコーポレーション株式会社として生まれ変わることで、2023年にはグループ内で良質な再生プラスチックペレットを製造・販売できる「製販一貫体制」を構築いたしました。
これまで主に焼却処理(サーマルリサイクル)していた廃プラスチックについて、再生プラスチックペレットに製造加工した後に国内外へ販売しています。
更にアースサポート株式会社、株式会社新川リサイクルセンターでプラスチックの粉砕・洗浄施設を導入し、美濃化学スカイコーポレーションと協力しながらプラスチック廃棄物をマテリアルリサイクルすることで、地球環境保全に貢献してまいります。
マテリアルリサイクルプロジェクト
再生プラスチックペレットを製造加工できる美濃化学スカイコーポレーション本社及び多種多様なプラスチック材料に関する知見や輸出入のネットワークを持つ美濃化学スカイコーポレーション大阪ヘッドオフィスを「ハブ」とし、全国のグループ会社が「スポーク」として活動するハブ&スポーク方式(中心地から細部まで効率的に繋ぐネットワーク)を構築することで、グループによる一貫的なプラスチックのマテリアルリサイクルを推進しています。
廃棄物の適正処理と再資源化
アカルタスグループでは、廃棄物の品目や性状に合わせた適正処理はもちろん、リサイクルによる資源の有効活用を進めてまいります。
ウェイストマネジメント事業について- リサイクル量
- t
- リサイクル率
- %
CO₂排出量について
各社の適正に合わせた取り組みを通じて、事業活動に伴うCO₂排出量の削減に取り組んでいます。
特に、アースサポート株式会社では2023年4月にSBTi認定を取得しており、廃プラスチックのリサイクル推進と自社工場全体の使用電力量7.3%を賄う太陽光パネル500枚の設置をするといった対策を行い、自社の排出量削減を目指し積極的な活動を行っています。
- 【各社の取り組み例】
-
- 太陽光パネルの設置
- 選別作業の徹底による廃プラスチックリサイクルの推進
- 収集車の荷下ろし時等におけるアイドリングストップの推進
- 電子化によるペーパーレスの推進
- 事務所から出るごみの分別・リサイクル
その他の取り組み
トラック輸送のモーダルシフト
美濃化学スカイコーポレーションでは、リサイクル材の輸送についてトラック輸送から鉄道輸送への転換を行っています。2022年度は年12回の鉄道輸送を実施し、輸送コストの削減、環境への負荷の軽減(CO₂削減)及び交通渋滞の緩和に繋がっております。
環境配慮型車両の導入
大気汚染の原因であるNOx(窒素酸化物)やPM(粒子状物質)等を減少させるため、「エコドライブ」の推進、計画的な環境配慮型車両への入替えを行っています。
資源の有効活用とリサイクル
限りある資源の有効活用のため、電子化によるペーパーレスを推進しています。また、職員が事務所や休憩室から出す弁当がらや紙類などの廃棄物については分別を徹底し、可能な限りリサイクルを行っています。
人・社会の取り組み
人財の取り組み
労働安全衛生
安全衛生基本方針を打ち出すとともに、安全衛生委員会を中心に安全な職場環境の維持及び労働災害発生防止に努めています。
- 【各社の取り組み例】
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- 運転技能講習や車両操作時の安全研修の実施
- 廃棄物収集運搬車両や社有車の運転前後におけるアルコールチェックの徹底
- 処理施設、事務所、駐車場における安全パトロールの実施
- 緊急事態を想定した訓練の実施
- 講習・研修内容
- 安全教育(はしご作業)/重機講習/熱中症予防講習/有資格作業講習/JAF 安全運転トレーニング 等
- 労災発生件数
- 件
職場環境の改善
社員が働きやすい職場を目指し、様々な取り組みを推進しています。
- 【各社の取り組み例】
-
- 工場内のゾーニングによる人と車の接触事故の防止対策
- 工場内動線の円滑化による作業の効率化や生産性の向上
- 事務所内のレイアウト変更による動線の円滑化
- 「とやま健康企業宣言」事業認定制度 Step1 の認定
女性活躍の推進
知識と経験を兼ね備えた女性社員が、結婚や出産を機に退職せざるを得ない状況にならないように、アカルタスグループでは実際に結婚等のライフイベントを経た社員の悩みや要望を反映した職場改善を進めることで、出産後の職場復帰を推進して参りました。ただ、忘れてはならないのは、そうした女性社員の職場環境を改善するために、それ以外の社員が鋭意努力してくれているということです。
女性が活躍できる職場環境であるとともに、男女の別なく従業員がその能力を十分に発揮できるようしっかりとフォローできるような組織を作り上げることが、社会的にもそして当グループが今後より成長していくためにも非常に重要なことだと感じています。
- 女性管理職比率
- %
障がい者雇用
障がい者の就労支援を行う特定非営利活動法人と契約を交わし、アースサポートの施設にて障がい者の方々の受入を行っています。障がい者の方々が安定的に働く場を提供する体制を確立するとともに、障がい者の方々が働きやすい職場づくりに取り組んでいます。
- 障がい者雇用率
- %
環境イベント参加、環境教育、SDGs研修の実施
環境イベント
新川リサイクルセンターでは地元の環境イベントに積極的に参加しており、地域の方々との交流を深めながらごみやリサイクルについて考えていただくきっかけ作りを行っています。2022年度は2月~9月にかけて4つの環境イベントに参加し、「エコバッグ作り」や「牛乳パックからハガキ作り」等のリサイクル教室を開催したり、食品ロス削減を目的に「家庭で出来るごみゼロへの取組み」を来場者に宣言いただきました。
環境教育
地元の保育所や小学校を対象にごみの分別や資源物のリサイクルに関する環境教育を行っています。特に、新川リサイクルセンターでは、富山県より「富山県地球温暖化防止活動推進員」の委嘱を受けた従業員が授業を通して、環境保全の取り組みの普及啓発を行っています。2022年度では、グループ全体を通して5回の環境教育を実施し、延べ255名に参加いただきました。
SDGs研修
「持続可能な地域・社会貢献の実施」への取り組みとして、今年度より新たに、小学校・企業・各種団体様に向けたカードゲームによるSDGs研修を行っています。「SDGsという言葉は知っているけど内容はよく分からない」という方でも、楽しみながらSDGsを学べる内容となっています。
地域貢献活動
図書寄贈
アースサポートでは、地元の小学校へ毎年図書寄贈を行っています。寄贈した小学校からは「毎年、新しい図書を置くことができて助かっている」と喜びの声をいただいており、継続した地域貢献活動の大切さを実感しています。
清掃活動
グループ各社で、会社周辺や活動地域の清掃活動を長年行っています。地域住民の方から信頼される企業になるべく、引き続きアカルタスグループ活動エリアで地域社会に貢献して参ります。
廃棄物処理を通じた災害復興支援
1日も早く被災地が復旧出来るよう、被災地災害廃棄物の迅速な処理のため、災害協定の締結や災害廃棄物処理計画の受注拡大等を進めています。
ガバナンスの
取り組み
コーポレート・ガバナンス
当社は、企業価値を継続的に向上させ、事業を通して社会に貢献し続けるために、経営の効率化、組織の健全性を図るとともに、全てのステークホルダーに対して経営の透明性を確保するための経営体制を構築することが、不可欠であると考えております。
このため、コーポレート・ガバナンスの徹底を経営上の重要な課題の一つとして位置付け、業務執行に対する監督機能の強化及び内部統制システムによる業務執行の有効性、違法性のチェック・管理を通して、経営の効率化、組織の健全性強化に取り組んでおります。
取締役会
取締役会は、7名の取締役により構成され、うち4名が監査等委員(社外取締役3名、全員が独立役員)です。原則として1ヶ月に1回開催され、経営上の重要な意思決定を行うとともに、各業務執行取締役の業務執行報告を受け監督を行っております。
また、社外取締役は、社外から経営に対する適切な指導を行っております。
- 取締役会における
社外役員割合 - %
監査等委員会
監査等委員会は、常勤監査等委員1名と非常勤監査等委員3名の計4名で構成されており、社外取締役は3名です。監査等委員は、取締役会及び重要な会議への出席、又はその報告を受け、職務執行の監査を行っております。監査等委員は、監査計画に基づく監査を実施し、監査等委員会は原則として1ヶ月に1回開催しております。また、内部監査室及び会計監査人との間で意見交換を行うことにより、職務執行の状況を効率的、合理的に把握し、監査の実効性を高めております。
内部監査
当社は、代表取締役社長が直轄する組織として「内部監査室」を設置しております。内部監査結果については代表取締役社長及び監査等委員会に報告するとともに改善指示を各部門に周知し、そのフォローアップに努めております。
会計監査人
当社は、有限責任大有監査法人と監査契約を締結し、適時適切な監査が実施されております。なお、同監査法人及び当社監査に従事する同監査法人の業務執行社員と弊社との間には特別な利害関係はありません。
リスク・コンプライアンス管理委員会
アカルタスグループは、経営体質の強化を図るとともに、企業としての社会的責任を果たすため、「アカルタスホールディングスグループコンプライアンス行動指針」を制定し、グループ全役職員が実践遵守に努めています。
また、リスク・コンプライアンス管理委員会を設置し、全社的なコンプライアンス体制の強化・推進や財務の健全性及び業務の適切性を確保のための各種リスクを把握・分析等の対応を行っています。リスク・コンプライアンス管理委員会は、代表取締役社長を委員長とし、事務局を経営企画室に設置し、原則として四半期に1回以上開催しております。